関市調理道具メーカー「サンクラフト」×土岐市美濃焼「作山窯」のコラボが生まれたワケ
長引く外出自粛、おうち時間の増加。普段の食事を見直す機会が増えてきました
2020年より続く、コロナ禍における外出自粛。ワクチンが登場したとはいえ、以前のように外食を気軽に楽しめるのはもう少し先になりそうですね。そんな生活の中で、自然とおうち時間が増え自宅で料理を楽しむ方も増えた方も多いのではないでしょうか?
自社製品を通して食卓を「もっと楽しく・美味しくしたい」
サンクラフトは料理に関する道具を生み出すメーカーです。
常に「料理好きの皆さまに何かできないか」と考えて商品開発をしています。
洗い物が少なくて済む、食卓でも温かいまま料理が楽しめる、子どもでも作れるレシピもたくさん登場してきたりとホットプレートの注目度はどんどん上がっています。
コラボのきっかけは、サンクラフトの「キッチンを飛び出しテーブルへ」
キッチンツールを作るメーカー「サンクラフト」の新たな挑戦
ホットプレート調理ではキッチンで使う道具を持ち出して食卓で使われる方が多いことに気づきました。しかし、普段のキッチン道具は卓上で使うには大きすぎる。
ホットプレートに丁度いい道具は中々見当たらない。じゃあ無いのなら、作ってみよう!
今までキッチンツールを作ってきたノウハウを生かし、卓上調理で使いやすい道具とは何なのか考え試作を繰り返しました。
機能性や使い勝手はそのままに。コンパクトでシンプルな「Toory(ツーリー)」誕生
卓上調理で必要な調理をカバーするために、スプーン・ターナー・トングの3商品が生まれました。耐熱性の高いナイロンを採用し、ハンドルは天然木を採用しました。
キッチンツール(Kitchen Tool)の便利さとカトラリー(Cutlery)のシンプルさを兼ね備えているので「Toory(ツーリー)」と名付けました。
ツールレストに使えるうつわをプラスして、テーブルウェアをもっと楽しむ
ホットプレートなどの卓上調理で困るのが、調理途中のツールを置いておく場所です。テーブルの限られたスペースで邪魔にならないツールレストを作ることにしました。
ツールレストはその名の通り、調理の途中で汚れたツールをちょっと置いておきたい時に便利です。うつわの縁はTooryに合わせて緩やかなカーブを描いていて、ツールをスマートにおいて置けるちょうどいい高さになっています。
「美味しさを、美しさから」生み出す美濃焼工房「作山窯」
サンクラフトがある岐阜県には、陶器の一大産地があります。そこで作られる美濃焼は、国産陶磁器生産量の50%以上を担っています。その中でも作山窯の生みだすうつわは、美濃焼の伝統・風土に根ざしながらも現代の感覚を軽やかに取り入れられたものばかり。
ツールレストは作山窯に制作を依頼。作山窯のSaraシリーズの中からCream、Black、Gray同じ釉薬を採用しました。料理や気分に合わせて好きなものをチョイスできます。
同じ岐阜のモノづくり企業として「食卓に喜びと美味しさを届けたい」
「食卓に喜びと美味しさを届けたい」という2社の想いが一致し、それぞれの企業の得意分野を持ち寄り異業種コラボレーションとなりました。その証として、ツールレストの裏面にはサンクラフトと作山窯のロゴが入っています。
普段使いはもちろんのこと、ギフトとして岐阜の魅力をお届けできる商品となりました。