台所育児のワークショップイベントレポート
刃物まつりに続いて開催される、秋の一大イベント関の工場参観日。サンクラフトは今年も子ども用包丁を使った料理ワークショップをせきてらすにて開催しました。
関の工場参観日とは
関のものづくりの現場を見学・体験するイベントで、2022年で9回目を迎えます。
関市内のものづくりに関する企業が、工場見学や様々なワークショップを開催しています。
皆さんが普段使っている「もの」が生まれる現場を感じられるイベントです。
子供用の包丁を使ってポケットサンドを作ってみよう!
今回のワークショップでは子ども用包丁、子ども用ピーラー、みじん切りたまごマッシャーを使って卵サンドとハムチーズサンドを作りました。
講師はキッズキッチンインストラクター福岡かおりさん
台所育児の子ども用包丁を使うワークショップの際にお手伝いいただいている福岡かおりさん。
岐阜でおうちごはんの教室「あわのひ」主宰されています。ワンプレートやシフォンケーキレッスン、キッズ料理教室を開催されています。
包丁の仕組み、使い方を丁寧に伝えます
包丁のにぎり方、刃の場所、基本の使い方など、実際に包丁を握る前に子どもたちに丁寧に伝えます。みんな真剣な表情で福岡さんの話を聞いてくれました。
子ども用ピーラーを使ってキュウリの皮をむいてみよう
初めてピーラーを使う際は、まな板に置いておくと安定して使えます。また、食材の半分ずつ皮をむくと安全に使えます。
切れ味のいいピーラーなので、子どもたちは夢中になってどんどん皮をむいていきます。
包丁を使って食材を切ってみよう!
包丁を持たない手は、「猫の手」に、包丁に食材がくっついた時は食材を「滑り台」のように上から押し出すなど、子どもたちには具体的に見本を見せて説明します。
また包丁を使う際、まな板の中央に食材を置くと安心です。ワークショップでは、まな板の「おへそ」を確認しながら進めていきます。
食材に合わせていろいろな切り方にチャレンジします
サンドイッチの具材なので、キュウリは薄切りにします。レベルに合わせて斜めに切れる子どもはどんどんチャレンジしてもらいました。
食パンは刃先を使って、具材を入れるポケットを作っていきます。
今回のワークショップでは、転がりやすいプチトマト、刃先を使って切るハムなどいろいろな切り方に挑戦してもらいました。
大人は手を出さない。見守りに徹します
インストラクターの福岡さんやサンクラフトのスタッフは、見守りに徹します。子どもたちが困った時にアドバイスする程度です。子どもたちはどんどん自分の力で調理を進めていきます。
ご家庭で台所育児を実践する際、包丁を使うのが不安なお子様にはレタスをちぎったりたまごの殻をむいたりしてもらうのもおすすめです。大人が驚くほどの集中力で夢中に取り組んでくれます。
卵サンドの中身を作ります
ゆで卵は殻をむいてボウルで潰します。小ぶりで子どもの手でも使いやすいマッシャーでお好みの大きさにつぶしてもらいます。マヨネーズと塩でお好みの味に調えます。
最後はお好みのスタイルに仕上げて完成です
チーズを型抜きし、切った食材をパンに詰めていきます。ハムはくるりと巻いてから入れると花のような見た目になります。
沢山の「できたね!」に出会えるワークショップでした
今回、約30名のお子様に子ども用包丁を使った調理体験をしていただきました。それぞれの個性が光る素敵なポケットサンドができました。
ポケットサンド(たまご・ハムチーズ)の作り方
4枚切りの食パンに切り込みを入れてつくるサンドイッチです。お好みの具材を詰めてお楽しみください。
[材料(1人分)]
- たまご 1個
- きゅうり 1/3本
- プチトマト 1個
- 食パン(4枚切り) 1枚
- レタス 1/3枚
- ハム 1枚
- スライスチーズ 1枚
- マヨネーズ適量
- 塩少々
[作り方]事前に卵はお好みの硬さに茹でておく
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- キュウリの皮をむく
- キュウリをスライスする
- プチトマトを半分、または1/4カットする
- ハムを半分に切る
- レタスを一口大にちぎる
- 食パンを半分に切り、切り込みを入れる
- たまごの殻をむき、マッシャーで潰す。マヨネーズで和えて、塩で味を調える
- チーズを型抜きする
- 食パンの切り込みにマヨネーズを塗る
- 食材を食パンの切り込み(ポケット)に入れるて完成
おうちで包丁を使う際のポイントを紹介しています
子どもに包丁を使わせるのは不安…切れ味のいい包丁を使わせるってどうなんだろう?
こちらの記事では子どもに包丁を使わせる際のポイントをまとめていますので参考にしてみてください。