台所育児の包丁を使って「びっくりフルーツポンチ」を作ろう!
Q.何歳から包丁は使えますか?
料理好きなママ、パパなら一度は考えたことがあるはず。子どもが料理を好きになってくれたらうれしいけれど、刃物を持たせるのに適正年齢はあるのか?
子ども用の本格派包丁を作っているサンクラフトでも、よくいただく質問です。
答えは「子どもが興味を持ったら」。
包丁を持たせるのに特に決まった年齢はありません。2歳だから早すぎるとか、7歳じゃ遅すぎるなんてことはありません。大事なのは年齢よりも子ども自身が「やってみたい」と思ったタイミングを見逃さないこと。
食事の準備中に大人と同じことをしたがるようになったり、「トントンしてみたい!」と言ったりするようになったら始め時です。
子どもの「挑戦したい」気持ちを叶えるためには、サポートする大人の力が重要です。
子どもが料理を始める前に大人がサポートできること
- 刃物を使ってみるなら、安定した姿勢で使える環境を準備する。
- 大人よりも体が小さく、力も弱い子どもでも使いやすい道具をそろえる。
事前に準備することで、子どもはもちろん大人も安心して挑戦できるので大きな怪我などを防ぐことができます。
サンクラフトのスタッフ親子が実践してみました
子どもに料理を教える専門家「キッズキッチンインストラクター」と挑戦
2~4歳の子どものいる、社内スタッフに集まってもらい「びっくりフルーツポンチ」を作ってみました。
指導してくださったのは、岐阜市でおうちごはんサロン「あわのひ」を主宰されている福岡かおりさん。大人向けの料理教室はもちろんのこと、キッズキッチンインストラクター資格を有しており、料理を通して子ども自身による体験型の食育プログラムを実践されています。
台所育児シリーズの子ども用包丁を使ってやってみよう
サンクラフトには1993年から発売している「台所育児」という子ども向けの調理道具シリーズがあります。
子ども用とは言っても、その切れ味は大人が使うものと一緒で本格派。サンクラフトの工場で大人が使う包丁と同じように作っています。
料理に入る前に、しっかりと包丁の持ち方、特徴と使い方を伝えます。
ここ(刃)はバナナやパイナップルが切れるけど、触るとみんなの手も切れちゃうかもしれないから気をつけてね!
大人が真剣に伝えると、子どもたちも真剣に耳をかたむけます。(参加しているパパも真剣!)
お約束。包丁を使わない時は、まな板の向こう側へ置こう
すぐ料理を始めたくなりますが、まずは基本的な刃物の取り扱い方を教えることで大人も子どもも安心して使えるようになります。
大事なのは、子どもを信じる心。見守る大人は我慢のとき
見ている大人は「危ない!」と冷や冷やするかもしれませんが、子どもは先ほど教わったことを着実に実践していきます。黙々と真剣な面持ちでバナナをどんどん切っていきます。
3歳、4歳でもちゃんと怪我無く包丁を使えました!
「包丁を置くときは、危なくないようにまな板の奥に置いておこうね」先生に教わったお約束を思い出しながら、どんどん切り進めていきます。見守る大人はあくまで子どものサポート。手は出さず、時々アドバイスをする程度です。
下の子は刃物を使わないお手伝いをしてみよう
お兄ちゃんたちが包丁を使う姿に「僕もやりたい!」気持ちになった2歳児さん。
お兄ちゃんたちの横でブドウを房から外してもらいました。「僕もみんなの役に立てた!」という経験が自信につながります。
ブドウの房外しやバナナの皮むきなどできることから挑戦してみましょう。
最後はみんなで盛り上がって
切ったフルーツを大皿に並べて、中心にサイダーを立てます。最後は参加者みんなでサイダーにラムネを入れ、びっくりフルーツポンチの完成です!